いま兵庫県各地で行われているU10兵庫県サッカー選手権大会。
この年代の選手はサッカーを学び始めて、はじめての大きな大会となりました。
県下各地で熱戦が繰り広げられていますが、VAMOS上郡の選手たちは見事準優勝を勝ち取ることができました。決勝で負けた悔しさもありますが、まずは素晴らしい成果と内容を選手たちひとりひとりが成し遂げたことに心から拍手を贈りたいと思います。
第1戦では参加した選手たちすべてがピッチに立ちました。それぞれが輝かしいピッチに立てたことは素晴らしい瞬間でした。第2戦はU10の選手たちのこれまでのベストゲームとなりました。選手たちの集中力・スピード・技術がひとつになった試合となりました。U10の選手たちの可能性を大変感じることができたベストゲームでした。
一週間後の準決勝と決勝戦。試合への入りが消極的となり、両試合とも相手チームのリズムで試合が進んでいく難しいゲームとなりました。どうしてもうまくいかない時間帯が長く続き、体力が徐々に消耗していくのが分かりました。
サッカーにはこのような難しい時間帯が生まれるのはどうしても避けられない点があります。しかしながら、準決勝では難しい時間帯のなかで同点に追いつき、PK戦まで持ち込めたことに大きな成長があると思います。決勝は完敗でしたが、その優勝への距離感を感じ取ることができたのもU10の選手たちにとって、素晴らしい経験となりました。

クラブの今年度の「いずれかのカテゴリでベスト4」という目標を達成できたこと、クラブにかかわる全員で喜び合いたいと思います。おめでとう!
選手たちにも話したのですが、ここに至るまでにはU10の選手たちの努力があったことはもちろんですが、保護者のみなさま、指導スタッフ、他カテゴリの選手たち、卒団したVAMOSの仲間たちがいたことを忘れてはいけません。
特に、U10の選手たちが低学年の頃より、高学年の選手たちの後姿をみて「まねっこ」してきたことを忘れてはなりません。この「まねっこ」遊びが「サッカー」というスポーツの特性(連続性)を浸透させてくれました(運動能力の高い偉大な選手がいるチームが偉大なチームとは限りません。これは小学生のチームも、高校生のチームも、プロのチームも同じことが言えます)。仲間を助ける的確なサポートとポジショニング、それを可能にする運動量や強い気持ちをいつのまにか学んでいってくれました。
これからもVAMOSのサッカーは「仲間を助ける的確なサポートとポジショニング」(このことをサッカーでは「攻守にわたって良いポジションをとる」と言います)を大切にします。コレクティブ(集団として機能する)に、ゴールに向かうサッカーをめざしたことが、ここにひとつの形になったことを本当にうれしく思います。
U10の選手たち、準優勝おめでとう!
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